スタッフの思い 高橋利奈

クラウドファンディング46日目です。

 大学4年:高橋利奈

 私は、このとなみ野サマーチャレンジに出会って、今年で4年になります。初めは「130㎞歩いてみたいな」という小さな好奇心から参加を試みました。しかし、実際に関わる中で、その好奇心を遥に超える充実感、達成感を味わうことができているように感じます。

私はこの3年間で、『この事業でないと出来ないこと』とは、『富山と、富山に関わる人を育てる』ことであると感じました。私は富山出身であり、21年間富山でずっと過ごしてきました。しかし、この事業に関わり、改めて『とやまの良さ』を知りました。130㎞を歩く中で感じる、自然の多さや、自然の豊かさ。それは決して綺麗な景色だけのことではありません。快晴の日には山の麓からみる平野の壮大さが見える一方で、雨が降る日には、自然の恐ろしさを感じながらも雨がもたらす自然の恩恵も感じることができました。また街を歩くと、家から外に出て、時には、車の窓を開けて「頑張ってね!」と声をかけてくれる、人の温かさも感じることができました。さらには、世界遺産やとなみ野の名所・旧跡を訪れることで、以前の何倍もとなみ野のことを知ることができました。私はそんな経験から、県外に出てみたいという高校時代の思いを越えるくらい、「富山はやっぱり素敵だな。」「富山に残りたい。」「富山で生まれてよかった。」と感じる瞬間が多くなったように思います。それは、私達たちスタッフだけでなく、これからの富山を担うべき子どもも感じていることだと思います。となみ野を歩くからこそ、「地元の良さを新たに発見できる」でのあり、私のような富山に住む大学生や、子どもなど、富山に関わる人の心を大きく豊かにしてくれると思いました。

また、130㎞を歩くにあたり、スタッフは事前の研修や準備を通して社会人基礎力を身につけることができます。子どもとの関わり方、人としての自己管理能力など、富山の小学校教員を目指す私を大きく成長させてくれました。また、参加した子どもは忍耐力、協調性など、生きる力を身につけることができ、実際に参加した子どもの中には、「富山の大学に入り、となみ野サマーチャレンジをやりたい」と話してくれる子もいました。そのように、富山のとなみ野でやるからこそ、将来富山に関わる私たちや子どもの「富山に恩返ししたい」という思いを育てることができると感じています。これは、他の地域や、他の事業ではできません。多くの方が協力してくれる環境があるからこそ、子どもたちやスタッフが安心して、体と通じてとなみ野を感じ、辛さや嬉しさを感じて取り組むことができます。となみ野だから、富山のよさを感じることができます。となみ野サマーチャレンジだから出来る“地域教育”であると3年間の参加を通して思いました。

もちろん、このほかにも伝えきれないくらい、となみ野サマーチャレンジにしか成すことができないことはたくさんあると思います。3年間、多くの方の協力のもと、事業を開催することができています。今年も、大好きな富山で、大好きな富山の良さを子どもたちに感じてもらうために、また、さらに良さを発見できるように、精一杯取り組んでいきたいと思います。そして、私もいつか、お世話になったこの事業に、社会人としてサポートして恩返しをしていきたいと感じています。

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