となみ野チャレンジ

歩いて発見!となみ野チャレンジとは

事業趣旨

○青少年の健全育成のために

人間の内面的な成長といえること「忍耐力」「協調性」「創造力」「積極性」「自分自身で問題を解決していく力」「優しさ」「たくましさ」等は、言葉や知識として知っているだけでなく、体験を通して身につけていく必要があります。しかし、新型コロナ感染症対策の影響は、学校内でも、社会においても様々な体験の機会を失わせてしまいました。

現在の日本社会は、物質的には大変豊かで便利になりました。子供達もその環境下で暑さ寒さも我慢することは無くなり、少子化や核家族化で兄弟の少ない状況では、わがままに甘やかされて育つ傾向にあります。その事が、自分さえ良ければという個人主義的な考えを助長し、メールやインターネットによる情報交換は、ゲームだけでなく実生活もバーチャルな感覚として、人間関係も希薄になりつつあります。

 結果として、普段の生活では苦しい状況を自ら克服する事や、目的に向かって努力をして何かを成し遂げるといった生き甲斐を実感する経験が不足し、その事がイジメや、自殺、ひきこもり、キレるといった社会問題に、少なからず繋がっていると感じます。

 この事業は、通常の生活とは違った厳しい環境で、子供達が自らの力で歩き切る事を目指し、地域の名所旧跡を訪ね歩く体験型事業です。普段5kmも歩いた事の無い子供達は、炎天下の中、暑さと闘いながら1日25km以上を歩きます。顔も知らない仲間と声を掛け合いながら、集団生活での基本ルールを身につけ、学生や社会人のスタッフにサポートされて生活をします。この事業を通して、学校や家庭ではなかなか実現できない体験教育を実践し、未来を担う子供達の健全育成につなげたいと思います。

○地域スタッフの育成とネットワークづくり

 地域との繋がりが希薄になっていると言われていますが、個人主義的になっているのは子供達だけではありません。この事業実施に向けて、学生や社会人のスタッフには70時間を超える研修に参加をしてもらい、社会人基礎力を中心とした様々な人間力について体験を通して高めてもらいます。また、事業期間は子供達と本気で向き合う中で、通常生活では経験できない学びがあります。

 まちづくりは人づくりと言われるように、この事業で育った人材が単に個人のスキルアップに終わらず、公共心を持って地域の様々な活動に取り組んでいくことが、地域の魅力を更に高める事にも繋がると考えます。

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■ 事業手法 ■

小学校4年生から6年生30名の参加を募り砺波市、南砺市、小矢部市の名所や旧跡をめぐりながら、トータル100㎞を歩き切ることで自らの限界へ挑戦する体験型事業です。

事業の運営は、社会人や学生のスタッフ50人でサポートをします。安全確保や荷物の運搬、食事の用意などはもちろん、社会的なルールや生活指導を行いながら、集団生活を通しておもいやりや協力の必要性などを体験してもらいます。宿泊は、地域の学校の体育館や公共施設を使わせて頂きます。また、事前に保護者説明会、参加者・保護者向けの研修会を行います。

■ 名 称 ■

となみ野 青少年育成事業

歩いて発見! となみ野 チャレンジ2024

■ 主 催 ■

  特定非営利活動法人PEACEとなみ野

■ 共 催 ■

  TSTとなみ衛星通信テレビ(株)

■ 後 援(依頼予定)■

富山県、砺波市、南砺市、小矢部市、富山県教育委員会、

砺波市教育委員会、南砺市教育委員会、小矢部市教育委員会、

砺波市小学校長会、南砺市小学校長会、小矢部市小学校長会、

北日本放送(株)、富山テレビ放送(株)、(株)チュ-リップテレビ、

(株)エフエムとなみ

■ 開催日時 ■ 

サマチャレ 令和6年 8月10日(土)~ 8月12日(月祝)70㎞

秋チャレ  令和6年10月5日(土)~10月6日(日)30㎞  合計100㎞

■ 実施場所 ■

   砺波市、南砺市、小矢部市

■ 参加対象者 ■

小学校4年生~小学校6年生 30名

■ スタッフ ■

 本事業に賛同いただける高校生以上の方30名程度を募集し、PEACEとなみ野会員24名と共に事業に取り組んでもらいます。

■ スケジュールの概要 ■

4月~5月 新規スタッフ募集

5月中旬~8月上旬 スタッフ研修会

サマチャレ 令和6年8月10日(土)~8月12日(月祝)70㎞

9月下旬~10月上旬 スタッフ研修会

秋チャレ  令和6年10月5日(土)~10月6日(日)30㎞