STEP4を開催しました

サマチャレ2017に向けて2回目の合宿を開催しました

実施日時 平成29年 6月10日(土曜日)9:15 〜11日(日曜日)16:15
実施場所 砺波青少年自然の家
実施内容
・チームビルディング
・基本行動訓練
・TA(交流分析)
・相手を知る
・その他

★参加スタッフの感想★

大学1年藤岡あい:あいあい

合宿1日目は他己紹介から始まりました。Step2の時は自分が絵で表現したものを2分間で全員に発表しましたが、今回はバディに3分間で自己紹介をした後、全員の前で1分以内にバディの紹介をしました。バディに自己紹介をしている時は前の時よりも余裕を持って自分の情報を伝えることができ、バディも相づちをうちながら聞いてくれたのですが、いざ全員の前でバディの紹介をするとなると1分以内に伝えたい内容を整理し、時間配分を考えて正確に伝えることの難しさを感じる活動となりましたが、仲間のことを徐々に覚えてきたなと感じました。
次に自己分析をしました。CP(批判的ペアレント)NP(保護的ペアレント)A(成人)FC(自由のチャイルド)AC(順応のチャイルド)の5つの観点から客観的に自分がどんな人間なのかを判断しました。折れ線グラフに表すことで自分にはどんな特徴があり、どんな欠点があるのかを明確にすることができ、自分の短所を改善しなければならないと改めて思いました。その後はドライバー実習とグルーディング禁止令をしました。まず、A群からE群まで書かれた文の中で自分が当てはまると感じるものに線を引き、心の中で密かにどんな教訓を得ているのかを知る活動となりました。グルーディングの禁止令は13個もあり、読んでいくうちに親が何気無く子どもに発する言葉が無意識に子どもの心を傷つけることもあると分かり、そのような敏感な子どもの心がそのまま将来の人格に反映されてしまうことを思うと、子どもにかける言葉一つ一つは重みがあって大切なものであると感じました。
今回の全員協力は、ノンバーバルで手を使わずに背中を合わせて立ち上がる活動でした。最初は6人グループで、その次はグループで合体して協力しました。1人が勝手な行動をとると決して立ち上がることはできず、より簡潔な指示と仲間を信頼することの大切さを学びました。
次にグループに分かれてノンバーバルプレゼンテーションをしました。各グループが与えられたテーマをより分かりやすく伝えるためにリソースを工夫しました。相づちを打ったり納得を表す反応も見受けられる一方で、伝わりにくい部分もあり、伝え方に難しさを感じました。
誘導訓練では、目隠しをして誘導される側とする側に分かれ、規則に従って誘導させ、三角形を作る活動を行いました。誘導される側は目隠しにより状況把握の困難さから不安を感じました。誘導させる方は声をかけて安心させたり間違った方向に進む人に対し瞬時に的確な対応が求められました。私は誘導する側でしたが、誘導される側の気持ちになって臨機応変に行動することが大切だと思いました。本番では参加する小学生の状態を常に気にかけ、責任を持つので、この活動は非常に有効だったと思います。
2日目は前日の夜から各グループに与えられた「意義深い人生」のキーワードを基にプレゼンテーションをしました。各グループがキーワードを連想させる劇を披露し、「意義深い人生」にするにはどんなことが求められるかを考えました。挑戦や夢、行動などそれぞれの観点から今までの人生を振り返り、見つめ直すきっかけになりました。
午後からはみんなで同じ形のパズルを作る活動をしました。ヒントを出されても中々形が定まらず、くっつけてはばらばらにするという行為を繰り返していましたが、これも実は全員協力。成功するには自分達のグループに必要なピースを他のグループから補い合う思考が必要であることが隠されていました。グループ内で作り上げるという思考にとらわれ、他のグループとの協力を忘れていたため、時間がかかってしまいましたが、困った時にお互いに助けを求め合える環境も、必要不可欠だと感じました。
そして最後にみんなのレポート内容を共有し、仲間がどんな心境で研修に参加しているかを身にしみて感じる活動をしました。一人ひとりの、自分の課題を克服するために研修やサマチャレを通して成長したいという強い意志が感じられ、改めてサマチャレを成功させて、仲間と絆を深め合いたいという思いに繋がりました。また、自分が変わろうと思わなければ積極的になれないことも再認識したので、辛いと感じる研修は自分をプラスに変える良い刺激になると前向きに捉えようと思いました。
まだまだ未熟な部分をこれから研修を積むことで徐々に減らしていくことが今後の私の目標です。


大学2年 吉倉那菜:よっちゃん

1日目は「他己紹介」から始まりました。内容は、バディのミーチャートの内容を1分間にまとめて、みんなの前で紹介するというものでした。他己紹介では、自分ではないバディをさらに第三者へと伝えなくてはいけません。相手の内容を1分間でまとめる力やみんなに分かりやすく伝える力など、様々なスキルを必要とするため、自己紹介にはない難しさを感じました。
次に「自分を知る」ために、様々な方法で自己分析をしました。まずは、交流分析を行いました。これは50問近い質問に回答することで自分の5性格「CP(頑固親父パターン)、NP(優しい母親パターン)、A(成人、大人パターン)、FC(やんちゃな子供パターン)、AC(順応な、人と合わせる子供パターン)」を分析していく方法でした。
この分析によって、自己理解が深まりました。人間関係を上手くやっていくためには、自分を知ることはとても大事になってきます。この分析で分かった自分の欠点を克服するために、今後のサマチャレの研修や本番の場を生かして、自分を変えようと行動していきたいと思います。
また、「チームとは?」をみんなで考えました。まず、5人くらいで背中を合わせてしゃがみ、手を使わずみんなで立つということをしました。私たちのグループはなかなか立つことができませんでした。これにはコツがあります。1人で立とうとしても成功しません。グループのみんなが相手に背中を委ね合うことで立ちやすくなります。
この体験から、チーム全員が信頼し合い、協力することの重要性を学びました。サマチャレもチームプレーです。サマチャレを成功させる為には、スタッフ全員が信頼し合い、支え合うことが重要になってきます。サマチャレ本番に向けて、チームの信頼関係を築き上げていきたいです。さらには、誰かが1人で悩んだり、やる気がなくなっても、成功に導くことができないと思います。この時も、チームの良さというものを生かし、全員が協力しあうことで解決していきたいです。
チームとは何かを学んだ後、2つの方法でチームプレゼンテーションを行いました。最初に、ノンバーバルで3分間行いました。次に、「意義深い人生とは」をチームごとに考え、10分間にまとめて発表しました。
それぞれのグループの発表には、自分たちだけでプレゼンするのではなく、みんなに問いかけたりして聴き手も巻き込んでいたり、文字や絵をリソースとして使い、伝わりやすいようにするといった工夫が見られました。
自分たちの言いたいことを詰め込むだけでは単に自己満足のプレゼンで終わってしまいます。プレゼンテーションは聴き手の立場に立って、どうしたら相手の心に刺さるかを考えながら行うことが大事であると気づきました。これから保護者説明会や、保護者参加者説明会などで、みんなでプレゼンを行う機会があります。その時も、今回のチームプレゼンテーションをして学んだことを生かしていきたいです。
次に各グループごとにパズルが配られました。「みんなで同じ形を作ってください。」と言われ、各グループは同じ形を作ろうと必死でした。しかし、なかなかパズルが合わず、ただ時間が過ぎていくだけでした。
このパズルを解くには、最初に言われた”みんなで”がヒントでした。各グループのパズルを他のグループのみんなでシェアし合うことで、各グループのパズルが完成します。
この体験から、みんなで情報共有し、解決していく大切さに気づくことができました。サマチャレ本番でも、情報共有をしっかりすることが大事になってきます。本番でも、チーム全体で情報をしっかり共有し合って、成功させたいと思いました。
研修では、この他にも様々な気づきがありました。人生のヒントがたくさん転がっているサマチャレで、自分のものとして吸収し、それを今後の人生に生かしていけるかどうかは自分次第だと思います。これから本番に向けて、さらに頑張りたいです。


大学1年 前田奈津実:なっち

1日目はミーチャートを使った自己紹介から始まりました。最初にバディー自分の自己紹介を3分間でしました。3分は意外と長くて、ミーチャートに書いていないこともたくさん話せました。そのあとバディーのミーチャートを1分間でみんなに説明しました。ちゃんと聞いていたつもりだったけれど、いざ説明するとなると抜けている要素も多くて、まだまだ真剣に相手の話を聞けていないなと思いました。3分間で聞いた内容を1分で伝えるということで、何を話せばバディーのことをみんなに印象付けられるか考えて話しました。ミーチャートを使った自己紹介は2回目だったので、1回目には覚えられなかった誕生日や趣味も覚えることができました。また今回はバディーが紹介したので、自分では雑談だと思っていたこともみんなに伝えてくれて、人によって何を大事な要素と考えるのかには違いがあるなと実感しました。
次に自己分析をしました。エゴグラムを作って自分の弱い部分と優れている部分を探りました。数値の高い項目によって、頑固おやじパターン、やさしい母親パターンなど5つのタイプに分けることができました。また、数値の低かった項目についてはそこを長所にするためのアドバイスをもらいました。タイプは本当に人それぞれで、当たっているなと思う人もいました。ドライバー実習というテストも行って、自分が普段どんな考え方に偏っているのかを知ることができました。この個人の考え方を作っているのは子供のころに周りの大人からかけられた言葉や態度だそうです。例えば、小さい時にあまりに過保護に育てられた子供は、親から自立してはいけないと考えるようになり、「自立しないために何もしないでおこう」と思って自分では何もしなくなっていきます。これがマザコンの始まりになることもあります。このように、12歳までの子供は周りからかけられる言葉によって考え方が変化します。安易に「絶対にできない」といったようなマイナスの言葉をかけると、
その子の自信を奪い、成長を妨げる可能性があるということです。サマチャレに参加する子も一人一人に個性があり、かけるべき声掛けも違ってくると思いますが、どの子に対しても前向きな声掛けをしようと思いました。
次に全員協力ということで5,6人の班で背中を合わせて立ち上がるという活動をしました。言葉を使ってはいけなかったので、立ち上がる合図をみんなにきちんと伝えられていることが重要でした。また、仲間を信用して体重をかけないと逆に立ち上がりにくくなりました。そのあと全員が椅子になって前後の人を座らせました。1人の体重を1人が支えるとつらいけれど、重さを少しずつ分配することで全員座ることができました。まさに全員協力だと思います。このように、大変なことも分担すれば1人1人への負担は軽くすることができるので、サマチャレでも全員協力は大切だと思いました。
ノンバーバルプレゼンテーションも行いました。どの班にも時間の経過があるお題が出されたのですが、その表し方が班ごとに様々で面白かったです。指で数字を示したり、矢印を書いて表現する班もありました。
1日目の最後は目隠しをした人を誘導する活動でした。数人が誘導役で、他は全員ひもでつながれて目隠しをしています。顔の触る位置でどこに進むか指示したのですが、指示通りに動かない人も含まれていて誘導役は大苦戦でした。目隠しをしているほうは自分がどういう状況なのかわからない怖さを感じていました。後で反省をしたときに、目隠しをしていた人たちが声をかけてもらえると安心したといっていて、声掛けは大事だなと思いました。
2日目は班ごとのプレゼンテーションから始まりました。1日目の夜に「意義のある人生とは」をテーマに10分間のプレゼンをしなさいという宿題が出て、どの班も4時ちかくまで準備を行っていました。テーマ以外にも登場人物などの条件もついており、どうやって意義のある人生につなげるかで悩みました。この宿題を考える中で、サマチャレは意義のある人生を送る上で必要な要素を含んでいることに気付きました。サマチャレは有意義な活動であると改めて思いまし
た。
ノンバーバルでのパズルも班で行いました。「みんなで同じ形を作る」というヒントが与えられて作り始めましたが、全然完成せずパズルをひたすら眺めていました。実は、他の班のピースを合わせないと完成しないというパズルで、全員協力ということを忘れていたことに気がつきました。人は集中し始めると周りが見えなくなるので、助けてくれる人がたくさんいても助けを求めようという気が起きないのだなと感じました。
最後に1日目のあとに書いたレポートの読み合いをしました。レポートは「サマチャレに期待する事」という題で書きました。自分と同じような目標を持ってがんばっている人がいることを知って、私もおいていかれたくないと気持ちを新たにしました。
今回の合宿では物事を分かりやすく伝える経験を積むことができました。言葉の力を感じることもできたので、サマチャレ本番でも子供たちにたくさん声かけをしてあげたいと思います。

コメントをどうぞ

コメントを投稿するにはログインしてください。