保護者感想文を紹介させていただきます。

歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ2014の参加者の保護者の方からいただいた感想文です。

事業報告会で配布する事業報告書には全員の感想文を掲載させていただきますが、その内いくつかを紹介します。


 

小学校6年女子の保護者

「となみ野サマーチャレンジ」は、子供だけでなく親にとっても素晴らしい事業だと強く感じています。「いろんな所に行けて面白そう!」という娘の言葉に気軽に申し込んだ私でしたが、説明会などで具体的な話を聞くにつれ、果たして体力のない娘が最後まで歩ききれるだろうかと段々不安でいっぱいになっていきました。

心配な気持ちと、きっと大丈夫と信じる気持ちが入り混じった5日間。帰ってきた我が子は、足に大きな水ぶくれができても最後まで諦めずに歩ききった達成感で満ちていました。「人間に限界はないと思った。」という言葉は、限界を何度も越えたからこそ出てくるもので、こんな貴重な体験が出来た事は、子供にとって大きな財産となっただろうと、本当に参加して良かったと思いました。

親の私も、手は出さずに心を遣るという子供に対する接し方――過保護でも放任でもない在り方を、この事業を通して学べたように思います。素晴らしい体験をさせていただき、本当にありがとうございました。


 

小学校4年男子の保護者

本当に仲間やスタッフのおかげで、完歩することが出来ました。ありがとうございました。
一番小さな体でどこまでできるか最初から心配して参加させたので、待っているほうが、ハラハラドキドキでした。帰ってくる姿を見て、笑顔で少し照れくさそうな顔を見せてくれたので安心しました。どれだけみんなに助けてもらったのだろうと思って聞いてみたら、参加する前だったらごまかしてあまりはっきりとは言わなかったのに、今回はきちんと遅れをとった事や、みんなに助けてもらった事を話してくれて、最後の一番自分も苦しい時に仲間に声をかけたと聞いて、びっくりもあり成長を感じました。今まで助けてもらうばかりの子がそこまで出来たのもチャレンジの結果だと思います。班の代表で賞状をもらいに行った時は、一番みんなに助けてもらったのに、みんなが頑張りを認めてくれたことにとても感謝です。その事がどれほど本人の自信につながっていくかと思うと親として感謝です。 また一つの自信が本人につきました。次へのステップにつなげていってくれればと思います。
最後に、子供からの辛かったではなく、楽しかったの一言が聞けたので、子も親もチャレンジ成功です。本当にありがとうございました。


 

 

小学校4年生女子の保護者

姉2人が歩く姿を見てきた娘は自分も4年生になったら出るものだと思っていたようで、以前から楽しみにしていました。お姉ちゃんが完歩してきたんだから私も大丈夫、と本人は至って気楽な様子。しかし暑いのが人一倍苦手で持久力もないし、時間にルーズで注意されたらすぐいじける打たれ弱い娘にとってサマチャレはそんなに甘くないだろうと少し心配でした。そんな親の気持ちをよそに早く準備しよう、と荷物をまとめたり、姉とサマチャレコールや歩調コールの練習をしたりとなんだかとても楽しげ。今までより姉妹の仲がすごくよくなっていました。

待ちに待ったサマチャレ。元気に出発して行きましたが、5日間2人がいない家はなんだか静か。夕方にホームページで今日も全員完歩しました、の書き込みを見て安心し、暑い夜やし寝れるかなぁと心配になり… 話題はサマチャレの事ばかり。

ゴールの日、真っ黒に日焼けした娘は得意顔でハイタッチ。私達の5日間の不安をよそに、歩くがは全然ひどくなかったよ、最初は声ちっちゃかったけどおっきい声も出せるようになったよ、と心から楽しめたようで5日間をふりかえっていました。たったの5日間でもすごく逞しくなるものですね。

このような機会を作って下さったスタッフの方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。


 

小学校5年生男子の保護者

子供の目標のために、親としばらく離れることは初めての経験で、旅立ちの時が近くなると親の方がドキドキしていました。大きな目標を達成できるのか?この小さな子供に130km完歩できるだけのパワーがあるのか?持てる力の限界を知らないだけに親の不安も尽きず、子供からの葉書を見た時は、安堵から涙がこぼれました。このチャレンジは、子供は自分の限界に気づき挑戦し続ける過程を体験し、親は見守り親として子供と共に成長し続けることを実感させて頂き、貴重な時間であったと思います。

帰宅翌日、サマーチャレンジのことを自由研究でまとめるために再び旅路へ。子供は、挑戦した過程や体験を振り返り、自分の糧として根づこうとしています。きっとこの体験が子供の将来への大きなステップになることを親として実感しました。スタッフの皆さんありがとうございました。


小学校6年女子の保護者

3回目の参加となる今年は娘なりの目標を持ってチャレンジしたようです。完歩はもちろん、大きな声でコールする、いただきますの挨拶とかも自分からやる、いろんな学校の人と仲良くなる、などとサマチャレが近づくにつれ、多くの目標を口にしていました。去年までも笑顔で完歩はできていたものの、まだまだできるという想いがあったようで今年こそは完全燃焼して後悔のないサマチャレにしたいという意気込みが伝わってきて頼もしく思えました。

笑顔でゴール。しおりを見ても6年生としての自覚がいっぱい書かれていて、リーダー達の期待に応えられたかはわかりませんが娘なりに精一杯頑張れた事が伝わりました。大変だった事もたくさんあっただろうけど娘の口から出てくるのは楽しかった事がほとんどで、充実した5日間を過ごせたようです。

ただ残念なのは年々参加者が減っている事です。長女が参加していた頃は60人位いたのに… 。娘が友達を誘っても、だやそうやし絶対嫌やとことごとく断られたようです。毎年ケーブルテレビでの放送を楽しみにしているという知人も、かわいそうで自分の子供には絶対出させたくないと言う人が多く、サマチャレは辛いだけのもの、かわいそうなものと思われているのが残念です。周りからみると暑いやろうしかわいそうやと思うサマチャレも、実は楽しい事がいっぱいなんだということがもっといろんな人に伝わればいいのに、と思います。私自身、暑い中歩いて足も痛くなるのになんで毎年出たい、と言うのか不思議に思ったりもするのですがみんなで歩ききった達成感は格別なのでしょう。

3年間無事完歩でき、成長できた事をとても嬉しく思います。支えて下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。3つの傘や寄せ書きいっぱいのTシャツは娘の大切な宝物になりました。

 

※個人名の部分は修正させていただきました。

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